大岡技研の従業員は働きやすい職場づくりのため、労働組合を組織しています。その組織率は100％。労働環境の改善要望提出、賃金や待遇の改善要望提出、経営の監査など、役割は大きく、従業員の代表として雇用の維持・改善を担っています。

当社の労働組合の歴史は古く、今から40年以上も前から存在しています。現在では従業員全員が組合に加入しており、組織率100％。よって、昇給や賞与といった労働条件の交渉において、委員長である私を中心に、執行部および全組合員の総意として率直に会社と話し合うことが可能となっています。具体的には月に一度の定例協議会で、問題点を協議したり、賃上げの交渉を実施。また、月次で会社の売上、経常利益の推移といった経営状態の報告・共有もなされています。組合の役割として、会社のチェック機関としての機能も有しておりますので、このように会社の経営が全組合員に向けて「ガラス張り」で分かりやすく、包み隠さず開示されるようになっています。

このように会社と組合の関係性が公平なものであるため、大手では真似できないような決裁スピードを実現しています。例えば、突発的な問題に対して解決策を見出さなければならない時、大手では役員会議等に議題としてあげて、協議し、稟議・決裁を採決しなければなりません。ですが当社では、労働組合がしっかりと組織されており、組織率100％という事実もあるため「現場からの正当な意見」として会社が受け入れてくれ、即決裁が下ろせるようになっています。これはなかなか大手では真似できませんよね。こういった会社と労働組合のバランスが今日までの大岡技研の成長を支えた原動力となっているのかもしれません。