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先輩に聞きました <技術部>

技術部 上長
岡田(Okada)さん
入社20年目

入社動機は?

大学は工学部の機械科を卒業しており、元々自動車が好きだったので、自動車に関わる仕事に就きたいと思っていました。私は愛知出身で、自動車関連の仕事は地元に多くあったのですが、特にマニュアル車を運転するのが好きだったので、マニュアル車の部品作りに関わる仕事に絞り、出会ったのが「大岡技研」でした。私が入社した当時はまだ従業員規模150名前後の会社で、これから伸びていく余地がある会社だと思いましたし、仕事全体を見渡すことができ、やりがいを持って仕事に取り組める会社だと感じたのが入社の決め手でしたね。

入社して驚いたことは?

鍛造という製法には大きく分けて「熱間鍛造」という方法と「冷間鍛造」という方法がありますが、当社はその両方の技術を用いて製品を作り上げます。また、鍛造に必要な「金型」も自社で作るのが当社の珍しいところ。一般的には金型を専門で作るメーカーがいて、そこから金型を買い付けるのですが、当社では金型製作から始まり、製品の鍛造加工、仕上げ加工まで自社で対応できます。それが当社のものづくりの大きな特徴ですね。

「ギア」という製品に関してこのように、金型製作から製品の完成まで一貫して行えるのが当社の強みかもしれません。全ての工程を自社で行うことで、例えば金型製造の部署から「もっとこうした方が、コストのメリットが出るんじゃないか」ですとか、熱間鍛造の部署の人間が、その後工程である冷間鍛造の部署の人間から意見を求めることも出来るので、部署間を超えた連携が取りやすいというメリットもあります。こうした全社が一丸となって一つの製品を作り上げることで、世界に通用する高い品質を担保できているのではないでしょうか。

将来の夢や目標は?

技術部の仕事は、高い品質のものをより効率よく作る「仕組みづくり」です。ただ、クライアントである自動車メーカー同士の競争が激化してくると、「品質を維持しつつ、今までよりコストパフォーマンスの高い製品」が求められるようになります。でも忘れてはならないのは、私たちが作るものは人の命を載せて走る車の部品だということ。コストを下げつつ、品質はあげていく、そんな製品を私たちは提供していかなければなりません。これはものづくりの永遠のテーマですね。

先輩からのメッセージ

「失敗は責めない。データを取り、次に活かせば良い。何もしないことはダメ。」というのは先代の社長の頃からずっと受け継がれてきた当社の社風です。これは若い技術者にとって、ある種の理想的な環境と言えるのではないでしょうか。前向きな失敗や、新しい技術に挑戦するための費用であれば、会社は投資を惜しみません。これが大手のメーカーであれば、新しいことをやる前に稟議をあげて決裁を取ってと段階を踏んでいかなければなりませんが、当社の場合は即決。積極的なチャレンジに「No」と言われることはほぼ無いと言ってもいいでしょう。また、この様な変化に対するスピードを保ちつつ、世界の名だたるメーカーとビジネスできる会社は他を探してもそうそう無いと思います。技術者にとってやりがいの多い仕事だと思うので、ぜひ前向きに挑戦して欲しいですね。

技術部
石川(Ishikawa)さん
入社10年

入社動機は?

前職では青年海外協力隊に参加し、タンザニアで理科・数学の教師をしていました。もともと海外での生活に憧れがあったのですが、資金がなく、すぐに叶えるのが難しいかなと思っていた時に青年海外協力隊のポスターを見て思い立ったのがきっかけです。海外での活動を終え、帰国した後は大学で学んだ工業系の知識を活かしたいと思い、地元の愛知に戻って転職活動を開始。何社か面談させて頂いた中で「大岡技研」の当時の社長と技術部長から「ぜひウチへ」と熱烈なお誘いを受けたことが入社の決め手となりました。

入社して驚いたことは?

取引させて頂いているのが世界の名だたる自動車メーカーだということはやはり驚きでしたね。そんな大企業の技術担当者と肩を並べ、技術的な話をして、技術的に貢献できているというのは「大岡技研」で働く魅力ではないでしょうか。また、高い技術力を持った会社に身を置くことで、自身の成長も早まっていると感じます。

例えば、私が設計した製品がなかなか図面の通りに仕上がっていかない場合は、なぜ予想に反する物が出来上がったのか?どの工程でうまくいかなかったのか?を仲間とともに検証します。皆さん経験も知識も豊富なので、適格なアドバイスが頂けますし、うまくいくまで何度もトライさせて頂ける社風のおかげで、いつか完成を見ることが出来るのです。うまくいかないと苦しんだぶん、成功した時の喜びは大きいですし、成長したなと感じますね。

将来の夢や目標は?

大岡技研は「鍛造」という工法を得意とする会社ではありますが、鍛造では作るのが難しい形状の製品にも今後取り組んでいきたいと思います。新しい技術を取り入れて、製品作りに活かしていくのが我々技術部の仕事ですからね。例えば、当社として生産実績がまだ無かった「パーキングギア」に挑戦し、技術担当者として量産立ち上げを成功させることが出来ました。この様に少しずつ新しい技術を切り開いていって、様々なオーダーに応えられるようにしたいですね。

先輩からのメッセージ

私自身、大岡技研に入社するまでは「鍛造」という言葉すら知らない状態でして、本当に一からのスタートでした。それでも気づけば入社してもう10年になります。やる気さえあれば、いくらでも知識を身に付けていくことが出来ますし、やる気を受け止めてくれる会社でもあります。中途入社だからといって不利になることもありません。本当に自分のやる気次第ですので、ぜひ大岡技研でご自身の持つ力を発揮して頂けたらと思います。