求人サイト。精密鍛造歯車の製造販売 大岡技研株式会社

ヒトを見る

先輩に聞きました <製造部>

製造部 上長
黒木(Kuroki)さん
入社22年目

入社動機は?

「就職するなら製造業で」と思っていたので、工業系の学校へ進学し、ものづくりの基礎を学びました。その後、就職活動を経て「大岡技研」へ入社するのですが、就職相談に乗ってくれた先生の言葉が入社の決め手になったと思います。九州出身の私は県外へ出ることも厭わなかったので、就職先の選択肢は多くありました。その中で、先生が「大手に勤めるよりも、小規模の会社のほうが大事にしてもらえるんじゃないか?」「愛知に小規模ながらも、特許技術を持つ会社があるぞ」と勧めてくれたのが大岡技研でした。

入社して驚いたことは?

やはり「熱間鍛造」の技術に驚きましたね。硬い鉄に、熱を加えて柔らかくしているとは言え、目の前で鉄がどんどん姿を変えていくのは面白い光景です。また、毎日同じ製品を作る仕事ではあるのですが、実は変化に富んだ仕事だと知りました。繰り返しになりますが、鍛造という技術は鉄を「金型(かながた)」に押し当てて成型していく技術です。でも、これがなかなか曲者で、コントロールが難しいんですね。特に私たちが得意としている「熱間鍛造」は鉄を1200度に熱し、柔らかくしたところを金型でプレスするのですが、当然、金型にも強い力が加わるのでどんどん金型が消耗していきます。消耗した金型は、タイミングを見て交換しないといけません。悪くなった金型を使い続けると、不良品が出来てしまうからです。

金型はだいたい一個数十万円とする高価なもの。そんな高価な金型も、その日の気温・湿度・マシンの調子など様々な要素で、一発でダメになってしまうこともあります。熟練の作業者はその要素を見極め、注入する冷却水の量や頻度を増やして、上手にコントロールするのですが、とても高度な技術です。奥が深い技術なんですよ。それがこの仕事の面白さでもあるんですけどね。

将来の夢や目標は?

私は製造部全体の管理を任されていますので、やはりより良い職場づくりが私の目標となります。特に熱間鍛造は、やりがいが大きいぶん、過酷な環境でもあります。特に作業場全体が高温になる夏場は大変。ですから、社員が少しでも快適に作業できる環境を整えることに、会社を挙げて取り組んでいます。社長からも、そのための投資は惜しまないとのお言葉を頂いているので、会社全体のテーマとなっていますね。

例えば、この近年は暑さ対策として「スポットクーラー」を大幅に増やして工場の各地に設置しました。まだまだ快適な職場とは言えませんが、今後もより良い職場づくりを心掛けていきます。それが、品質・生産性の向上につながると信じて、作業者の声を反映していけたらと思っています。

先輩からのメッセージ

私自身、22年と長きにわたって勤めてこれたのは、「会社と共に成長してきた」という想いがあるからだと思います。そして、それはこれから入社される皆さんも体験できることでしょう。私も今まで「辞めようかな」と思ったタイミングが無かったわけではありません。結婚する時、30歳を迎えた時、人生の節目節目で転職が頭をよぎった事もありました。

でもその度に、「新しい設備が工場に導入される」「新しい工場が出来る」といった会社の節目も同時に迎えていて、「それならもう少しこの会社の発展を見ていよう」と踏み止まることが出来たんです。ウチの会社はまだ発展途上。これから入社される皆さんも、私と同じように会社と共に成長しているという実感が得られるでしょう。それはそれで、きっと楽しいはずですよ。

製造部
東(Higashi)さん
入社11年

入社動機は?

九州は鹿児島の学校を出て、「大岡技研」へは新卒として入社しました。普通科の学校で、ずっとスポーツに打ち込んでいたので学生時代に製造業に関する勉強をしてきたかというと全くそんなことはありません。地元九州も製造業が盛んで、なんとなく自動車を作る仕事に関わりたいと考えてはいました。

実は私が卒業した学校では毎年数名が、この大岡技研へ入社しています。知り合いの先輩も何名か大岡技研へ入社していき、「いい会社だよ」と評判を聞いていたのが入社の決め手ですね。やっぱりネットなどの求人情報で得られる情報よりも、知っている先輩から直接情報を聞いていたので安心感が違います。先輩の話を聞いているうちに「ここならイチから頑張れそうだ」と感じて入社を決めました。

入社して驚いたことは?

初めて九州を出て、初めて製造業の世界に飛び込んできたので多少の不安があったんですが、入社してみたら意外と九州出身の方が多くて驚きました。また、南は私の地元の鹿児島、北は北海道の室蘭と全国各地から「ものづくりがしたい」と入社される方が多く、現場では様々な方言が飛び交っていて、おもしろいです。

あと、私は本当に製造業のことを何も知らないで入社したので、工場の迫力には圧倒されました。私が所属している部署は「熱間鍛造」と言って、真っ黒な鉄を真っ赤になるまで熱し、プレスして製品を成型していく部署です。鉄を柔らかくなるまで熱するわけですから、工場内も当然暑いだろうなと覚悟していたのですが、予想していたより暑かったですね。

また、工場内で作業する人はみんな「耳栓」をして作業をしていて、最初はなんでだろうと不思議に思っていたのですが、巨大なプレス機が稼働するとものすごい音で、やはり耳栓がないと大変だということがわかりました。今でこそ職場環境改善で暑さを軽減する工夫などがなされていますが、初めての工場勤務だったので、最初は驚きの連続でしたね。

将来の夢や目標は?

私は一昨年前から、製造ラインを離れて、作業スタッフを管理する仕事を任されています。まだこの職務に就いたばかりなのですが、今まで製品の品質を重点的に見てきたのが、この役職を頂いてからは人も注意して見なければならなくなりました。より良いものを、より安全に作るために声かけをしたり、指導しています。

一年経った今でも、まだまだ人を管理するうえで勉強しなければならないことばかり。特にウチの職場では様々な年齢の方が活躍しているので、時には自分より年上の人生の先輩に対して注意を促したりと、マネジメントの難しさを痛感しています。これからも経験を積んで、工場を円滑にまわせるような管理者になることが目標ですね。

先輩からのメッセージ

「熱間鍛造」は扱うのが難しい技術で、大変な仕事でもありますが、その分やりがいがあります。鉄という素材を成型し、製品のおおもとを作る最初の工程なので、その後の工程へより良い状態で繋いでいくためにも日々研究と努力を重ねています。世界に通用する製品を作っているという自負があるので、その製品の一番の根本を支えるというやりがいが感じられます。

私は本当に右も左も分からない状態で入社して、気づけば勤続11年になりました。つらいこともありましたが、ここまで頑張ってこられたのは、困った時にすぐ相談できる上司がいたからだと思います。手が止まっていたら声を掛けてくれましたし、相談しやすい雰囲気を作ってくれる上司ばかりだったので、頑張ってこれました。今は私がそんな上司になれるように努めているところです。未経験の方でも安心してご入社頂ければと思っています。

製造部切削室 上長
丸本(Marumoto)さん
入社11年

入社動機は?

前職では自動車とオートバイに用いられるダイキャスト部品の製造と、金型製造を7年程経験しました。「大岡技研」へ転職を決めたのは会社HPを見たのがきっかけです。もともと「大岡技研」が求人を出していたので、気になってHPまで見ていたのですが、決して大きな規模の会社ではないのに海外の大手メーカーと直接取引をしていることに驚きと興味を持ちました。前職の会社は国内での取引しか無かったので、国内需要が下火になるとどうしても脆かった。それに対して、海外に販路を持つ「大岡技研」は、私にとってとても魅力的な会社でした。

入社して驚いたことは?

ものづくりに対して妥協しない姿勢に驚かされました。また、それが小規模の会社であるにも関わらず、海外の大手を相手に商売が出来ている一つの要因だとも思いました。現場に入って感じたのは「完成された製品なんて存在しないのではないか」と疑い、追及していく雰囲気。例えば、ものづくりに欠かせない図面も、その姿勢が表れているものの一つ。図面には必ず「交差レンジ」というわずかな誤差をあらかじめ計算に入れた許容値が定められています。ですが製造の現場では、数ミクロンの単位まで追求し、必ずきっちりその真ん中を狙う。しかも、そのようなものづくりが当たり前に行えるように、仕組みを作る。そんな風土がこの会社には息づいているのです。

私も以前は大手メーカーに勤めていましたが、大手ではこうはいかないでしょう。大手ではきちんと組織化されている分、セクションごとの垣根がどうしても存在してしまいます。いち現場作業者がわざわざ図面を確認するなんて場面はそうそう無いでしょう。会社が小規模だったころから製品に妥協を許さぬ風土が生まれ、組織が大きくなってもその習慣を決して絶やさない。それが「大岡技研」の強さだと感じています。

将来の夢や目標は?

会社規模が大きくなってきて、従業員も増えてきているものですから、現場から上がってくる要望や意見は無視できない程濃いものになってきています。そういった声にきちんと耳を傾けて、対応していくことが会社に求められているのではないのでしょうか。例えば、作業効率を上げて残業を減らす仕組みを整えたり、福利厚生をもっと充実させたり。働きやすい会社にしていくためには、まだまだ制度を見直していく必要があります。私もひとつの部署の上長として、きちんと受け止めていかなければと思っています。

先輩からのメッセージ

私が入社して11年。その間に当社は、第二工場・金型工場・室蘭工場と次々に拠点を増やし、成長していきました。私自身、「会社はこうやって大きくなっていくのか」とわくわくしたものです。並大抵の会社では、このスピードで成長を実感することは難しいでしょう。そして、当社はまだまだ発展途上。従業員一人ひとりの熱意・努力を受け止めて、伸びていく会社だと思います。一緒にこの成長を実感することができたらと思います。

製造部切削室
佐分(Saburi)さん
入社3年

入社動機は?

前職も製造業を経験していたのですが、当時勤務していた会社の業績が悪化。先行きが見えなくなってしまったので転職を決意しました。転職先の条件として自分の中で決めていたのが「将来性」。製造業の経験を活かしつつ、自分もさらに成長を重ね、同時に会社の成長も実感できるような職場を探していましたね。そこで出会ったのが「大岡技研」です。実は前職を退職する半年前から「大岡技研」に目をつけていました。ちょうど第三工場の建設が始まるタイミングでしたし、伸びている会社なんだなと感じたのが決め手でしたね。

入社して驚いたことは?

本当に人がいい会社ですよね。製造業は黙々と作業するイメージがあるかもしれませんし、人間関係がギクシャクしてしまうような職場もよくありますが、「大岡技研」ではそんな心配をしたことがありません。元々私も人付き合いが苦手だったのですが、特に人間関係で困ったことはありませんね。

今は「班長」という役職を頂いていて、12名いる部下の管理をしているのですがやりずらさを感じることもありません。人がいいのが本当にこの会社の良さだと思います。わきあいあいとものづくりに取り組めるのは当社の魅力です。私も班長として、新人が入ってきたら率先して「大丈夫か?」と声をかけるようにしていますし、他のメンバーにも雰囲気を作るように指示しています。

将来の夢や目標は?

逆に班長としてまだまだ足りないなと自覚している部分もあります。私は叱ることが苦手なので、時に厳しく指導する場面も必要だと思うのですが、なかなか出来ていません。締めるべきところできちんと締めるのがリーダーに必要な要素ですからね。

また、この役職に甘んじることなく、さらなるスキルアップも目指します。例えば「プログラミング」の知識の習得も私の目標のひとつ。マシンを動かすのに必要なプログラムを自分で組めるように、イチから覚えていきたいです。中途入社で入ってきたメンバーの中にも、プログラミングをしっかりと把握している者がいるので、負けないようにしっかりと身につけていきたいですね。ただ、「これ、どうなってるの?」と聞けばきちんと答えてくれる人ばかりなので、スキルアップに対する不安はありません。きちんとスキルを磨けるのもこの会社のいいところではないでしょうか。

先輩からのメッセージ

私と同じように、似た職種から転職されても活躍が可能ですし、万が一全く異なる業種からの転職だったとしてもイチから始めていけるので安心して飛び込んできてほしいですね。初めは分からないことだらけだと思うんですけれども、きちんと教えていきますし、一緒に成長できたらいいなと思っています。私自身も、仕事を教えていくことに関しては得意かなと思っていますので!

室蘭工場 工場長
野嶋(Nojima)さん
入社21年

入社動機は?

私は熊本の工業系の学校を出たのちに、大岡技研へと入社しました。私が卒業した学校は、工業学校の中でも珍しく、学内に鍛造工場があり、鍛造技術を実習で学びました。熱した鉄をハンマーと呼ばれる機械でトントン叩き、製品の形を作っていくのですが、これが奥が深くて面白い。そう感じた私は、就職の時も鍛造技術に強みを持つ会社に就職したいと希望するようになったのです。そこで出会ったのが、ここ大岡技研でした。当時は今よりも小さな会社でしたが、そこも私には魅力でしたね。いち作業者で終わるのではなく、より会社に貢献したい。そう考えた時、決して大企業ではない大岡技研の規模がちょうど良く、入社を決めました。

室蘭工場設立の経緯は?

室蘭工場は2013年の4月に稼働を開始しました。室蘭に工場を作ることとなった経緯には「東日本大震災」の影響があります。海外に多く顧客を持つ当社としては、本社がある愛知県豊田市だけに工場を構えるのではなく、その遠隔地に工場を構えることで、災害等が起こった際のリスクの分散化を行ない、製品の安定供給を果たさなければなりません。ではどこに工場を構えるかと考えた時、私たちの製品の主原料である鋼材の仕入れの面と、そして土地確保の面、優秀な人材の確保の面から北海道の室蘭に工場を建てることとなったのです。よく、リスク回避で海外に第二工場を置くメーカーさんも多くいらっしゃいますが、私たちは違います。私たちの製品の特長である「精密鍛造」という工法は非常に高い技量が求められるもの。製造設備も自社のノウハウを落とし込んだものを用意しておりますし、その設備を扱う技術者にも確かな技術力と真面目さや勤勉さといった素養が必要です。ですから海外ではなく、日本国内でのモノづくりにこだわるという結論に至ったのです。 また、先ほど優秀な人材の確保を理由に挙げました。これは室蘭市には「室蘭工業大学」という北海道の工業学校では一番の大学があり、そこから人材を獲得していくことも視野にいれています。

工場長に就くまでの経緯は?

入社してから熱間鍛造のオペレーターとして現場に配属され、4~5年従事していました。その中で、同期の仲間が「班長」など上の役職へと出世していくなか、私は少し取り残されてしまったんですね。当時を振り返ると、少し生意気なところがあったからかもしれません。でもある時、一人の上司に拾われて「新しいラインを立ち上げるから、お前に任せてみるよ」と言っていただいたことが転機となりました。その新設されたラインがうまくいき、2号機・3号機と増えていくうちに、ついにはその現場の責任者へと任命されたのです。責任者になった後は、ただラインを動かせばいいというわけではありません。現場の改善やメンバーの管理・マネジメントをここで学びました。思えば、私は会社に入ってから仕事に必要なあらゆることを学んだように感じます。パソコンの使い方も図面の描き方も、全て会社に入って勉強しました。その後、冷間鍛造の責任者を任されます。今までの熱間鍛造とはまた勝手が違いましたが、モノづくりの奥深さを感じて、楽しく学べました。こうしてあらゆる部署を巡り、機械操作からラインの引き方、管理の仕方などを学んだ後、室蘭工場立ち上げの話が出て、工場長へと任命されたのです

先輩からのメッセージ

年齢・経験以上に、その人の努力を非常に買ってくれる会社です。意欲ある人・我こそはと思われる方は、ぜひ当社でチャレンジしてほしいなと思っています。

室蘭工場
古澤(Furusawa)さん
入社17年

入社動機は?

熊本の工業学校を卒業後、大岡技研に就職しました。当時の進路指導の先生に就職先を相談して、紹介いただいたのがそもそものきっかけです。国内でも有数の工業地帯である中部地方で、面白い会社があるということで、その先生の言葉から興味を持ちました。興味を惹かれたのは、愛知県の豊田市に本社を置きながら、トヨタ自動車とは接点が少ない自動車部品メーカーという点。そしていち下請けメーカーとして間接的に製品を海外に輸出するのではなく、大岡技研として海外の名だたるメーカーと直接取引をしているビジネスモデルに惹かれたのを覚えています。

入社して驚いたことは?

当社の特徴でもある「熱間鍛造」の技術とその迫力には驚かされました。鉄を1200度まで熱して、巨大なプレス機でどんどん成型していく様子にはとても興奮しましたね。同時に、「こんな技術を本当に扱えるのかな」という不安もありましたが、周りの上司や先輩がきちんと指導してくれてありがたかったです。それから技術習得に前向きになり、入社2年目では社内の「改善事例発表会」というコンテストに出展。先輩達のエントリーも多い中で、銅賞を受賞できたことが私の自信に繋がりました。

今では室蘭工場で課長として、職場環境の改善や工程の見直し、後進の育成に力を入れています。環境改善の取り組みは私たち管理職の永遠のテーマ。小さな改善を少しずつ積み重ねています。例えば、去年は従業員たちから工場の騒音をもう少し軽減してほしいという声に応え、騒音ボックスという設備を導入しました。こうしてたゆまぬ改善を繰り返していくことが大切だと考えています

将来の夢や目標は?

先にもお伝えした通り、室蘭工場の環境改善に努めているため、今の目標はこの室蘭工場を本社工場に負けない世界一の施設に育て上げることですね。きっと本社工場に勤める従業員も、私と同じように世界一の工場を目指していると思うので、お互いに刺激し合いながら切磋琢磨できたらいいですね。

また、技術指導の面でも当社の強みである熱間鍛造の魅力をもっと新しい世代にも継いでいきたいと考えています。熱間鍛造はやっぱり奥が深くて面白い。どれだけやっても正解がない技術なので、難しい反面、思った通りの加工ができた時はたまらなくうれしいです。難しい技術を習得する楽しさ・やりがいを伝えていきたいですね。

先輩からのメッセージ

新しい仲間が入ってきても温かく迎える雰囲気が当社にはあります。技術もきちんと教えるし、そこは安心して入ってきてほしいですね。また、仕事は面白いです。単純な工程の繰り返しじゃない、工夫する楽しさがあるので、モノづくりが好きな人はぜひ飛び込んできてほしいですね。