求人サイト。精密鍛造歯車の製造販売 大岡技研株式会社

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働く人

少なくとも月に1度は海外へ。語学力を活かし、世界の有名メーカーと渡り合う。

営業部 / 峯村(Minemura)さん / 入社2年

私は大学でドイツ語を専攻していたこともあり、語学力を活かせる仕事に就きたいと考えていました。「大岡技研」での営業職は、そんな私にピッタリの仕事だと思っています。特に「ドイツ語が活かせる仕事」というのは、なかなかありませんでしたから。

私たちの仕事は海外の自動車メーカーへ、当社の製品を提案すること。私の場合、ドイツに本社を置く有名メーカーを担当させて頂いており、ドイツ・中国・チェコの同社工場や支社へ出張に出ることも多くあります。実際に現地へ飛び、クライアントと向き合い、語学力を活かして交渉をするというのは、私にとって大きなやりがい。多ければ月に2度、少なくとも月に1度はこのように海外へ出張に出られるので、とても充実していますね。

商談の流れとしては大きく2つ。まず1つめは、新しい仕事を獲得してくるための営業交渉。例えば、既に取引させて頂いている顧客から、「今度、トランスミッションのユニットを開発する予定なんだけど」というような話しを頂くところから始まります。すると、一度社内に案件の概要を持ち帰り、コストの分析や見積の作成をし、提案を行うという流れです。もう1つは当社の製品の改善提案。すでに利用頂いている製品の品質について満足度をヒアリングし、要望を伺ったら、次の提案に繋げていきます。特に私が今担当しているメーカーでは、中国にて新たなプロジェクトを立ち上げるということで、大きな動きを見せています。そのプロジェクトの中にどんどん切り込んでいくのが私の今一番大きな仕事ですね。

マシンをコントロールし、精密な仕上がりを追求していく。

製造部(切削室) / 田中(Tanaka)さん / 入社3年

私たち切削(せっさく)室の仕事は、鍛造(たんぞう)と呼ばれる工程を経て形作られてきた歯車(ギア)を、NC旋盤を使って削り、仕上げていく仕事。鍛造工程では、金属素材をプレスして歯車の形にしていき、その後私たちが細かく形状を整えます。NC旋盤というマシンを用いて、数ミクロン単位で細かくギアを削っていくのですが、同じギアと言えども商品によって歯の数が違ったり、歯の角度などが異なるため、注意が必要。また、次々と新しい製品も開発されていくので、それに合わせてマシンを調整していくのも私たちの重要な仕事です。先ほど、NC旋盤というマシンを使うと言いましたが、これはプログラミングで命令を与えると、その通りに自動で加工を施してくれるという便利なマシン。すでに量産に成功しているギアであれば、同じプログラムで何個も繰り返し加工が可能です。ですが、新製品ともなるとマシンの立ち上げ・調整を行う必要があります。これが意外とクセモノで、思った通りの仕上がりを実現するために何度も何度も細かい調整を加えていきます。マシンのメンテナンスも正常に済んでいる、プログラムも組んである、なのにスムーズにものが流れないというのはよくあること。細かいトラブルを先輩たちと相談しながらひとつずつ潰し、ようやくスムーズに加工が出来た時は「泣く」とまでは言わないまでも、飛び跳ねたいくらい嬉しい瞬間ですね。

僕は入社3年目で少しずつ経験を積んできていますが、やっぱり先輩達の技術や知識量にはまだまだ驚かされます。特にマシントラブルが起こった時の対応の素早さなどは「さすが!」と思う反面「悔しいな!」とも思いますね。意外に思われるかもしれませんが、当社の工場ではコミュニケーションが盛んで、こういったマシントラブルが発生した時も、あれこれと意見を交わしながら対応をしていきます。先輩や上司のアドバイスがいつでも聞けるから、その分成長も早いと思いますよ。

不良を見つけると、思わずホッとしてしまいます。

品質管理室 / 鈴木(Suzuki)さん / 入社4年

ミッション車のクラッチギアに用いられる部品を中心に、目視で製品を検査しています。女性の私が「ミッション」「クラッチギア」なんて自動車の用語を口にすると驚かれるかもしれませんね。でも私たちの部署では女性が多く活躍しています。私のように20代前半の人も大勢いるんですよ。

私たちがチェックするのは、お客様へ出荷する直前の製品。よって、私たちが不良品を見逃してしまうと、そのまま製品が出荷され、最悪の場合クレームに結びついてしまいます。大きな責任がつきまとう仕事ですね。ですから、不良品を見逃さないように一つひとつの製品を手に取って、しっかり検査するようにしています。検査する項目はあらかじめ決められているので、迷う事はありません。例えば、歯車の歯に欠損がないか、見落としがちな部品の裏側に削り残しがないかなど、複数の箇所をチェックします。慣れている人で、一つの部品検査にかける時間は20~30秒。もちろん、見落としが一番怖いので、慣れるまではじっくり見ていきます。ただ、各製造工程ごとに製造担当者が逐一検査しているので、私たちがチェックする段階で不良が見つかるのは本当に珍しいこと。でも時々、私たちのところで不良品を見つけることが出来た時は思わずホッとしてしまいます。

また、珍しい不良を見つけた時は嬉しくなりますね。先日も、歯車の歯のなかに削り忘れの箇所がありました。これは滅多にないミスなので、見つけた時は嬉しかったです。いずれにしても私たちが、不良品を食い止められる最終ライン。私たちが「大岡技研の製品を守っているんだ」というプライドを持って仕事をしています。